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※この記事は、
公立中学校で国語教諭として10年以上勤務した筆者の経験をもと発信しています。
現在も非常勤として教えている筆者が、目的別に「書きやすい本」を解説します。
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どの本で読書感想文を書けばいいのか分からない…
そんな中学生のために、
・短時間で読める本
・図書館で借りられる本
・入賞を狙いやすい本
など、目的別におすすめの本を紹介します。
「なぜその本が書きやすいのか」もあわせて解説しています。
この記事を読めば、「どの本を選べば書きやすいか」が分かります。
中学生の読書感想文におすすめの本の選び方【失敗しない3つのポイント】

「書きやすい本を選ぶこと」が、読書感想文を早く終わらせる最大のコツです。
読書感想文の本を選ぶときに意識したいポイントは次の3つです。
① 自分の経験と重ねられる内容か
② テーマがはっきりしている本か
③ 無理なく最後まで読めるか
反対に次のような選び方をすると、失敗しやすいです。
✖ 本の表紙だけで選ぶ
✖ 好きな本だから選ぶ
「読んでいるときは楽しかったのに、いざ書こうとすると何も書けない…」
というのは、よくある失敗です。
読書感想文に向いている本は、“感想が書きやすい本”です。
では、①~③のポイントをふまえつつ、目的別におすすめの本をご紹介します。
目的別|読書感想文におすすめの本

短時間で読みたい人向け
「できるだけ早く終わらせたい」という人は、短編集や読みやすい作品を選ぶのがおすすめです。
短編集は1冊に何話も収録されていますが、感想文を書く際には、1話に絞って書きましょう。
①「ショートショート」シリーズ (星新一)
・1話完結の短編集(5分~10分で読める)
・ブラックユーモアや皮肉が散りばめられ、面白く読める。
【書きやすい理由】
→「結末の意味」を考えるだけで感想になる。
→「自分ならどうするか」「自分にもこういうところがある」といった感想を書きやすい。
【こんな人におすすめ】
・読書に時間をかけたくない
・何を書けばいいか分からない
まずは、1話読んでみるとイメージしやすくなります。
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ねらわれた星 (星新一ショートショートセレクション) [ 星 新一 ]
② 5分後シリーズ
・1話完結の短編集(5分程度で読める)
・時代背景や価値観が現代と近く、中学生でも読みやすい。
【書きやすい理由】
→登場人物に学生が多く、自分のこととして読みやすい。
→出来事や感情が日常に近いため、共感した、見方を変えて気がつくことができた、
といった感想を具体的に書きやすい。
【こんな人におすすめ】
・読書に時間をかけたくない
・あまり難しい本は読みたくない
短くて読みやすいので、まずは1話読んでみてください。
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5分後に意外な結末ex 亜麻色の糸で紡がれた物語 [ 桃戸ハル ]
5分後シリーズを使って、実際に短い時間で書ける5ステップはこちらの記事で紹介しています。
▶読書感想文の宿題をサクッと終わらせるための5ステップ【完全ガイド】
③ 教科書掲載作品
・当然中学生に合った作品になっている。
・授業内で取り扱える文章量で、長すぎずちょうどいい。
【書きやすい理由 】
→国語の授業で1度読んでいるため、内容理解に時間をかけずに書き始められる。
→授業で扱ったテーマや発問をもとに、自分の考えを整理しやすい。
→授業の中で「なぜそう思ったか」を考える活動をしているため、その延長で感想文にしやすい。
【こんな人におすすめ】
・読書に時間をかけたくない
・内容を1から読み解くのが不安
図書館で借りたい人向け(無料で読める)
迷ったら図書館の“読書感想文コーナー”から選ぶのが最短です。
今年の課題図書は、すぐに借りられてしまいますので、過去の課題図書を選んでもいいです。
市町村の図書館ではなく、学校の図書館で手軽に借りるという方法もあります。
次におすすめする定番の本は、どの学校にも置かれていると思いますので、探してみてください。
定番の本というのは、多くの中学生にとって読みやすく、感想文にも使いやすい作品です。
① 西の魔女が死んだ(梨木香歩)
・光村図書 中1国語の教科書に一部掲載されているので、試し読みできる。
・映画化した作品なので、映画を見てイメージをつかむこともできる。
【書きやすい理由】
→主人公が中学生。
→成長や家族をテーマにしており、自分と比べながら書くことができる。
→おばあちゃんの教えを引用して、自分の考えを書きやすい。
【こんな人におすすめ】
・中学校生活に悩んだ経験がある
・家族をテーマにして作文を書けそうな人(特におばあちゃん)
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② 給食アンサンブル(如月かずさ)
・連作短編集なので、1話が短くて読みやすい。
・最近試験問題に採用されるなど注目度が高く、シリーズで図書館に置いてある可能性が高い。
・中学生と給食を軸に展開していくので、中学生の日常とリンクして読みやすい。
【書きやすい理由】
→中学生の登場人物たちがそれぞれに悩みを抱えていて、共感しやすいポイントが見つかる。
→身近な“給食”に対する見方がどう変わったかを書くことで、自然に感想文の軸が作れる。
【こんな人におすすめ】
・自分の日常に近い作品を読んで、共感したり考えたりしたい人。
・特別に得意なことや好きなことがなく、何を書けばいいか迷っている人。
図書館の本は“誰でも読みやすい本”が選ばれていることが多いので、迷ったらまずはそこから選ぶのが安心です。
好きな本で書きたい人向け
好きな本で書くこと自体は問題ありません。ただし、選び方に注意が必要です。
NG例
- ホラー
- ミステリー
- 転生系
→「怖かった」「続きが気になった」「おもしろかった」といった感想で止まりやすく、
自分の体験や考えと結びつけにくいため、内容紹介中心の作文になりやすいです。
OK例
・自分の経験と重なる (部活や習い事、兄弟関係など)
・考え方が変わる (自然科学、社会問題分野もOK)
・感情が動く(大好きなゲームを開発した人の話などもOK)
→この3つのどれかに当てはまれば、感想文の“軸”が作りやすくなります。
【部活動やスポーツが好きな人向けの本】
(野球)「ラスト・イニング」(あさのあつこ)
→「バッテリー」の続編。高校野球を目指したい、1つの練習試合が自分を変えた、という思いがある人におすすめ。
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(陸上)「風が強く吹いている」(三浦しをん)
→映画化もされています。箱根駅伝を目指す物語ですので、特に駅伝や長距離走の苦しさがわかる人におすすめ。
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(吹奏楽・合唱)「ソノリティ はじまりのうた」(佐藤いつ子)
→吹奏楽部ではなくても、合唱コンクールを舞台にしているので、合唱コンクールを経験した2・3年生におすすめ。
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部活動をがんばっている人は、ぜひ部活動関係の本を読んでみましょう。
「このシーンのこの人物の気持ちわかる!」と思うところがあったら、その場面を中心に書くことができます。
自分の経験と結びつけて書けるので、“何を書けばいいか分からない”という状態になりにくいのが大きなメリットです。
入賞を狙いたい人向け
入賞を狙うなら、本選びはとても重要です。テーマによって書きやすさが大きく変わります。
おすすめテーマ
- 友情
- 成長
- 努力
- 家族
- 部活
- 将来
→これらのテーマは、自分の体験や考えと結びつけやすく、評価されやすい傾向があります。
ですが、正直、入賞を狙うなら「課題図書」から選ぶのが有利です。
(※自由図書でも入賞は可能ですが、戦略としては課題図書が選ばれやすい傾向があります)
読書感想文は校内選考から始まります。
校内選考の審査員は学校の先生です。
学校の先生が優秀な作品を選んで、次の段階である市町村へ推薦します。
学校としては、課題図書と自由図書の作文をバランスよく選びたいと考えていますが、
課題図書で作文を提出する生徒は少ないのが現実です。
課題図書で書けば、選ばれる可能性は高まります。
2026年課題図書はこちらで紹介しています。
▶2026年課題図書紹介
詳しい審査の仕組みが知りたい人は、こちらの記事を読むと評価されるポイントがわかります。
▶読書感想文コンクールの審査の仕組み | 校内・市区町村審査で本当に見られているポイント
入賞を狙った作文の書き方については、こちらの記事で解説しています。
▶読書感想文の書き方完全ガイド!コンクールで【入賞】をねらう中学生へ
結局どれがいい?タイプ別おすすめ3選
迷ったらこれを選べばOKです。
【短時間】→5分後に意外な結末シリーズ
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【書くことに困らない】→給食アンサンブル
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給食アンサンブル (飛ぶ教室の本) [ 如月 かずさ ]
【入賞狙う 】→2026年課題図書
※在庫があるうちにチェックしておくのがおすすめです
まとめ

読書感想文は「どの本を選ぶか」で書きやすさが変わります。
・短く読みたい
・好きな本で書きたい
・入賞を狙いたい
自分の目的に合わせて本を選びましょう。
👉 入賞を狙って作文を書きたい方はこちらの記事を見ながら一緒に書いていきましょう。
▶読書感想文の書き方完全ガイド!コンクールで【入賞】をねらう中学生へ
👉書いてみたけどこれでいいのかな?と心配な方はこちらの記事で自分の文をチェックしてみましょう。
▶読書感想文の例文を添削!ダメな文章→入賞レベルへの直し方を完全解説
👉とにかく早く終わらせたい!という人はこちらの記事で「5分後」シリーズを使って書きましょう。
▶読書感想文の宿題をサクッと終わらせるための5ステップ【完全ガイド】



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