40歳で中学校教員を退職!非常勤×非常勤で自由な働き方へ
仕事…しんどいな…。退職も考えようかな…でも無理だよな…
先生方!毎日本当にお疲れ様です!2024年3月に退職した私が退職についてお話します!
中学校の教員ってやりがいはあるけど、部活に生徒指導に保護者対応に…正直しんどい…と感じている先生方!本当にお疲れ様です(涙)しんどくて退職や転職も考えている…そんな先生方に向けた記事です。退職ってどうなの?いつ言うの?退職届は書くの?その後どう働いたらいいの??そんなお悩みにお答えします。
✔ 退職の意向は11月末頃までには伝えよう!
✔ 退職届は書かない自治体もある。管理職に要相談!
✔ 非常勤講師なら「副業」も「複業」も可能!働き方を考えて準備しよう!
✔ 非常勤講師になる前に働き方について希望を伝える!
私は2024年4月から、中学校非常勤講師×日本語学校非常勤講師として勤務しています。退職までにやったこと、これから退職を考えている方にお伝えしたいことをまとめましたので、是非最後までお読みください。
笹島ちはや
・2008年より公立学校の中学校教諭として勤務
・2024年3月退職
・2024年4月~中学校非常勤講師×日本語学校非常勤講師として勤務開始
・主人、娘2人をもつアラフォーワーキングママ
・主人が日本人学校に勤務。東南アジアに3年間家族で在住した経験有
・令和6年度日本語教員試験出願中!勉強中です
・WebデザイナーにあこがれてFindMe!受講中。…苦戦中。
退職をスムーズに進めるためのタイミングと伝え方
私の場合は、2023年5月あたりには当時の校長に退職の意向を伝えました。たまたま校長先生と話す機会があり、来年度の話になったのでそこで伝えました。もう気持ちが固まっているのであれば、早く伝えた方がいいです。校長先生は次年度以降の人事を早くから考えています。教員評価の面談や、話せるチャンスがあれば伝えてしまいましょう。11月末頃には人事希望調査もあるでしょう。遅くとも11月末頃には伝えられるとスムーズに退職できます!
退職届は書きませんでした。私の場合は「退職します」という内容の文面に自署して終わりでした。ただ退職届をしっかり書いたという同じ市内の先生もいましたので、退職の意向を伝えるときに、「退職届は書いて提出しますか」と聞いてみるといいと思います。
年度の初めから退職を決めていた私ですが、校長先生以外には誰にも伝えずに3学期まで過ごしました。だんだん周りにはバレていくものですが、これからみんなで頑張ろうというときに、「私は今年で辞めます」と表明する必要はないと個人的には思います。
退職前に次の準備を!在職中に「日本語教師養成講座」の受講を決意
最後1年間は、初めての学年主任という立場だったこともあり、本当に忙しかったです。ただ、私は「日本語教師になりたい」という目標があったので、在職中の7月から「日本語教師養成講座」の受講を始めました。土日、部活動もある中、養成講座の座学を一生懸命進め、テストをこなし、なかなかにハードスケジュールでした。しかし!退職に向けて準備してる!という実感がもて、前向きに頑張れました。これも、職員室内の誰にも言わずに黙々とこなしていきました。
在職中に他のことなんて…と感じる方も多いと思います。ただ、退職後はお金を使うことに抵抗が高まります(給料減るから)!退職後に何かの講座に行ってみよう、学んでみようと思ったとき、受講料を払うことがためらわれるかもしれません。在職中に見通しをもっておく、何なら始めちゃう!といいと思います。ちなみに私は6月のボーナスを受講料に使いました。理解ある旦那でありがたいと思いました。
教員退職後に失敗しないための準備:非常勤講師応募時の注意点
具体的に事務の方とやり取りをしたり、退職教員に向けての説明会に参加したりしたのは2月頃です。そこまでは特別に何かすることはありません。逆に言うと、ぼーっと過ごしているとあっという間に離任式です。4月からも収入を得たい人は、在職中に準備を進めていきましょう。次の働き先の話をもってきてくれる管理職もいるでしょうが、そうとは限りません。
私は2月頃、自治体のホームページを調べて、非常勤講師の枠に応募しました。すぐに電話がきて「M市の非常勤講師として4月からお願いしたい」と話しがありました。
その後は、ひとまず働き先も決まりそうだし安心…と思い、年度末の忙しさに飲み込まれていきました。これが大きなミスでした。忙しいあまり、勤務先が決まったのか確認を怠ってしまったのです。3月中に何の連絡もないまま、4月を迎えてしまいました。そのうち連絡あるかもなーなんて悠長に構えていてはダメでした!2月に志願書を送ったのに、私は、4月初日からは働けなかったのです…。
どうやら、私が2月に送った志願書は、M市には送られていなかったようです。教育委員会はM市に渡した、M市としては知らない、という状況だったのです。非常勤枠がいっぱいになってしまっていたら、職に就けないところでした…。その後M市に志願書を再提出し(最初の志願書はどこへ…)、無事に次の学校に赴任することができました。
非常勤講師の給与と勤務条件を最大限活用するために絶対やるべき1つのこと
常勤講師、非常勤講師の募集は各自治体ホームページに情報があります。今は先生不足ですから、年中募集されているんじゃないかと思います(もちろん自治体による)。給料も明記されていますから確認してみましょう。非常勤こうすけさんのブログがとてもわかりやすいので、参考にしてください!
私が住んでいる県では、非常勤講師は週20時間/年間700時間まで、と勤務時間が定められています。時給が2850円だった場合、単純計算で年間1,995,000円もらえます。もちろんここから所得税が引かれたり、通勤手当がもらえたりしますので、手取りは変わります。
非常勤講師になる前に!これだけは言ってほしいたった1つのこと。
非常勤講師で働こうと思ったら、絶対にやってほしいことがあります。それは、あらかじめ「午前中しか勤務できません」と伝えることです。
私は最初に教育委員会の方や校長先生に伝えました。私が勤務する県では、非常勤講師の勤務時間は週20時間以内です。これは時間割の20コマ分ということです。時間割は月~金まで6時間あります。つまり30コマあるのです。この30コマの中にバラバラに授業が入っていると、時給が出ない時間が10コマあるということです。
授業準備の時間が欲しいからそれでもいい、という見方もありますが、6時間目の終了ってだいたい15時半頃ですよね。拘束時間の長さで計算すると時給は安くなります。ですから私は、午前中に20コマ入れてほしいということをあらかじめ伝えておいたのです。学校の時間割に関することに意見するというのは、なかなか言いにくい方もいると思いますが、午後が空けば「複業」の選択肢もあります!ここはしっかり自分の生活プランを考えて、伝えるべきことは伝えてほしいと思います。スタートが肝心です!
まとめ
退職をしようか考えている先生方、決意したら次年度のことを考えて動き始めましょう!1年くらいはゆっくりする、と決めて何もしないのももちろんアリです!しかし、無収入という生活に焦りや不安を感じそう、教員という仕事が全部嫌なわけじゃない、という方は非常勤講師という選択肢をおすすめします。
悩める先生方の悩みが少しでも解決しますように!最後までお読みいただきありがとうございました。